[交通事故] 保険会社との交渉術はコレ!

お金・節約

交通事故の被害者になったらどうする?

被害者なのに保険会社から酷い扱いを受けたという方が結構多いようです。
知っていれば苦労せずに済んだこと、示談交渉の上手な対処方法などをご紹介しますので、是非チェックしてください。

担当者の問題ある態度 ─ こんな時はすぐ相談

加害者側の保険会社と交渉するとき、ストレスを感じる人って結構多いようです。下記のような態度をとる担当者に当たったら、次項の「相談方法について」をお試しください。

  • 高圧的な態度、専門用語でまくし立て、煙に巻く
  • 質問・手続きの対応に時間がかかりすぎる
  • いきなり治療費の打ち切りを通達される
  • 示談金が見合ってない、渋りが酷い

相談方法について

  1. 保険会社の相談窓口
    相談窓口経由で担当者を指導してもらう、または担当者を替えてもらいましょう。
  2. 業界団体「日本損保協会」に相談
    上記(1)をもっても解決しない場合は、保険会社自体を指導してもらいましょう。相談先は、一般社団法人日本損害保険協会の相談窓口「そんぽADRセンター」です。
    ※保険会社名、担当者名、困っていることを具体的に伝えましょう。
    ※ただしこの方法が使えるのは、対象の保険会社が、日本損害保険協会の会員会社である場合のみです。
  3. 病院に相談
    まだ治療中にもかかわらず、「一定の期間が過ぎたので・・・」といった理由で、治療費の打ち切りを言ってくることがありますが、その場で絶対に承諾しないでください。病院に確認する旨を伝えて、一旦保留にしましょう。治療をやめるか続けるかの判断は医者がすることであって、保険会社が治療期間を理由に勝手に決めることは出来ません。
    また、加害者側の保険会社が病院を指定してくることもありますが、被害者に不利な診断をされたというケースがありますので、病院は自分で探した方がよいです。
  4. 弁護士に相談
    長期戦になりそうなら、交通事故の示談交渉に長けている弁護士に相談しましょう。あと、示談金を提案された時も、すぐサインしないで弁護士に相談(初回無料)することをお勧めします。詳しくは関連記事「交通事故!その慰謝料の計算あってますか?」をご覧ください。
    ※弁護士相談で損害賠償が増えたケースがあります。無料相談を使ってみるのもいいでしょう。

相手の態度にのまれない心構え

最後に、交渉する側の心構えについて述べたいと思います。いい結果を求めるには、自分の心持ちや態度も大事です。相手の心情を害して問題を長期化しないようにご注意ください。短気は損気ですよ。

  • 会話は録音されている
    保険会社との電話の会話は録音されていると思った方がよいでしょう。先方の言ってきたことに対して、不用意に承諾してしまうと、録音が証拠となります。会話にはじめて出てきた内容については、「一旦考えさせてください」と回答を一度先送りすることをお勧めします。
  • 冷静な態度を保つ
    質の低いクレーマーに陥らないでください。相手につられて悪態をつくと、逆にクレーマーのレッテルを張られて問題が長期化します。
  • 急かされたら要注意
    保険会社の担当者が示談を急かすのは、担当者自身が焦っている証拠です。相手につられて焦らないようにしてください。一旦、考える時間を設けましょう。自分では判断が付かない場合は、前項目の「相談方法について」を参考に行動してみてください。

まとめ

立場変われば見方も変わり、鬼のような人も、子を持つ親だったりします。
保険会社も自社存続のため(※)、担当者も業務命令・生活のために、渋りに渋っているのでしょう。だから、交渉する側も感情的にならずに、誠意をもって対応すべきです。
何はともあれ無事が一番なのですが、もし交通事故に巻き込まれてしまった時は、これらの対処法を思い出してください。

※ 近年、損保会社の合併が進んでいます。損保会社のメインの収入源である自動車保険についても、車保有者数の減少や自動運転等の技術革新によって、ビジネス的に先細りしてます。2019年には大規模なリストラ(配置転換)を行う損保会社もあり、業界的にはかなり厳しい状況のようです。

それではまた別の「リスク回避」で、皆さんのご機嫌を伺います。以上です。

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